新設:2010-05-20
更新:2020-06-16
菩提寺(地蔵寺)
木村岳風先生の菩提寺(地蔵寺)は
諏訪二葉高校と県道を挟んで向き合っている
長野県諏訪市岡村2-12-16
撮影:2010-05-12
諏訪市天然記念物・名勝
地蔵寺庭園
地蔵寺は天正12年(1584)に金子城の鬼門除けとして建立され、元禄2年(1689)に高島藩第3代藩主諏訪忠晴が高島城の鬼門除けの祈願寺として移建した曹洞宗の寺院である。境内奥にある庭園は寺の移建時から造成が始まり、江戸時代の中期初頭に完成したと考えられている。
庭園は細長く掘られた池泉を中心に造られ、二本の切石から清水が落とされる。池泉に配置された亀石には石橋が掛けられ、正面山畔の枯滝には蓬莱石が立てられる。作庭当時はわずかな植栽で築山の線が強調され、石組は池泉の周辺に集中して置かれていた。諏訪地方では数少ない江戸初期様式の庭園の一つである。
指定 昭和49年3月23日
諏訪市教育委員会